【読書感想】博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本 (大和出版)

博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本 (大和出版) | ひきた よしあき | ビジネススキル | Kindleストア | Amazon

 

■感想

3年前くらい前に仕事で自分の思っていることが言葉にできないことが多くて買った本。悩み自体は仕事が進むにつれてなくなってきたけど積んでたから最近読んだ。

 

自分の思っていることを伝えられるようになるために1日5個くらいのレッスンが5日分用意されている。ページ数は短く、内容も話し言葉で書かれていて読みやすいと思う。語彙力の付け方から相手にどのように説明をすれば自分の言いたいことが伝わるのかまで、基礎の部分から説明されている点はとても参考になった。

 

ただ、正直1日5レッスンは多すぎて手に負えないので、個人的に3つだけこの本からの学びとして毎日実践している。

 

1. なるべく形容詞を使わない

本の中には「形容詞をいったん消そう」なんて書かれていたが全く使わないのは会話が不自由になるので意識できる範囲(例えばこのブログとか)で使わないようにしている。

形容詞を使わないようにって考えると本の感想を書くのにすら指が止まってしまう。普段いかに「面白かった」「楽しかった」で済ませてきたのを身に染みて感じる。

 

2. 日頃の行動に理由付けする

なぜそうしたのか考える癖をつけるようにする意味で、日頃の何気ない行動に理由付けしてみようということ。正直、日常の行動にいちいち理由付けするのは面倒なので、自分は対戦ゲームで練習している。自分の考えを口に出しながらゲームするみたいな。

 

3. 「ありがとう」を今の5倍使う

最後は本書の本筋とは関係ないけど良いなと思ったので実践している。メールの返信が遅れたときに「遅れてすみません」ではなく「お時間いただきありがとうございます」みたいな感じ。

 

結構、自分の都合のいい様にかみ砕いて実践しているけど、上記3つ以外のも為になることが多く書いてある。もし、自分がこの本を買った時のように「自分の思っていることが言葉にできない」という悩みを抱えている人がいれば、この本を強くお勧めするかな。