【映画感想】すずめの戸締まり

すずめの戸締まり : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

■感想

想像の数倍面白かった。

 

映画の幕間の予告では正直あんまり面白そうじゃないなという感想だった。扉から災いが出てそれを閉めるとか良くわかんない設定だし、「お返し申す」って口上もなんか古臭いし。

一転、映画館で見るとまあ面白いこと面白いこと。君の名はや天気の子でもそうだけど新海誠監督の映画は音が良いね。TOHOシネマズのプレミアムシアターっていう音響がめっちゃいい映画館で観たからかもしれない。

 

プレミアムシアター || TOHOシネマズ (tohotheater.jp)

 

再序盤の廃墟のシーンでは水や風の繊細な音に緊張感を持ったし、ミミズのシーンでは太鼓がなってるのかってくらい体にビシビシくる音に恐怖を掻き立てられた。臨場感がすごかった。

 

内容もシンプルで良かったね。起承転結がはっきりしているというか。まあ新海誠作品大体そんな感じか。

個人的に好きなところは、EDのすずめと叔母と草太の友人で歌いながら帰るところ。

劇中の誰も歌わず7時間車走らせるのめっちゃ疲れてそう(笑)だったから、帰りは仲良くなって良かった。

ダイジンはなんか千と千尋カオナシみたいだった。

 

内容シンプルって言ったけど、見終わった後に思い返してみると色々疑問が湧いてくるね。呪文ってなんじゃらほいとかお返し申すってなんやねんとか。

個人的には分からないところは分からないまま進めれるタイプだからあんまり気にならなかったけど。

呪文は何か古い敬語みたい、神様とか出てきたからミミズを閉じ込めておくようにお願いしてるんかな。鍵の力とか貸してくれているのも神様かな?

お返し申す⇒ミミズは神様の世界の生き物やろ、そっちに返すから閉じ込めておいてや。みたいな。

考察は得意じゃないからそういうのが得意な人の感想でも見ようかな。

 

何はともあれ、映像が綺麗で音もめちゃくちゃ良くて、ストーリーもカタルシスを得られて、2022年ではトップクラスに良い映画でした。